T・発足 |
趣意書 |
しかるに、こうした中学・高校において演奏技術を身につけた社会人は、他の芸術・スポーツ分野のように、より良き活動場面も少なく僅かながら職場のクラブ活動によらざるを得ないのが現状です。 このような優れた技術と音楽に対する情熱を秘めたまま無為に過ごし、音楽することの精神的な意義を妨げられていることは誠に遺憾の極みであります。このことからも一日も早く社会人の組織した吹奏楽団を結成し、ダイナミックに富むバンドの響きを広く一般市民に知らせ、聞いていただけるならば地方の音楽文化の向上の一助として役立つものと信じます。 ここに県下他都市に先駆け技術的にも優れ、格調の高い、高崎市民による吹奏楽団の誕生を期して、演奏の楽しさを味わいながら、幅広い音楽愛好者の要望におこたえできる[高崎市民吹奏楽団]を結成する運びとなりました。 音楽に情熱をもつ市民の各位ご参加と市民関係各位のご理解・ご援助を切にお願いして趣意書といたします。 昭和47年1月 日 |
発起人 代表 熊井正之 |
発起人 |